私がやっている菊の挿し芽の方法です。レベルとしては超簡単、とりあえず根っこがでれば、とりあえず秋になんとなく咲いたらいいな~と思っている初心者の方くらいのものです。なので、本格的にやりたい方(大菊7本仕立て,とか、菊花展に出すとかをやりたい方)には全く参考になりませんが、それでもいいぞ!という方はぜひチャレンジしてください。
用意するもの
前年の菊の芽、あとは土、水、小さいポット、お箸、あればルートン(発根促進剤)です。
挿し芽の時期
4月末がいいですが、遅くなっても6月末くらいまでなら大丈夫です。
挿し芽の仕方
まずはポットに土を入れます。
菊の茎を切ります。この際、斜めとかまっすぐに切るのではなく、V字に切るといいです。
V字に切ると切り口の面積が増えて根が出やすくなります。あとこの画像では切り口がボサボサですが、よく切れるはさみやカッターでスパッときれいに切ってください。発根率が高まります。とか言いながらいつもこんな感じの切り口だったりしますが)
ルートンを切り口につけます。先を粉の中に入れるだけです。
お箸でポットの土に穴を開け、茎を挿す場所を作ってやります。
で、挿したところです。軽く土を押さえて安定させます。
とりあえず6コ作りました。
注意点
私が注意している事は、挿し芽した後、しばらくはあまり日の当たらない場所に置く事です。 あんまりガンガン日が当たると、根が出る前に枯れてしまいます。
しばらく、というのは、季節によります。暑い時期は1週間くらいは日陰で、4月など、まだ肌寒い時期がある場合は3日くらいで日にあてます。
と言っても、いつ挿し芽したか、昨日だったか、はて?という時があります。そんなときは、日向に出して、芽がしょぼ~んとしおれてきたら日陰に入れます。そして元気になったら、また日向へ出します。このあたり少しめんどうですが、別にやらなくても春とかだったらなんとかなります。アバウトすぎて怒られそうですが。
日向でしおれなくなったら、多分大丈夫です。
だいたいこんな適当な感じでやっています。
1日後
そして挿し芽して数時間後にはしおれてきて~中には元気なのもいてますが、、、。日陰に置いて様子をみます。そうするとまた元気になってきます。
そして1日後です。
茎が立っているので、今年もこのままいくと無事に発根しそうです。この後、1か月後くらいに芽の先を軽くひっぱってみて、すっと抜けなければ挿し芽成功です。
挿し芽の時期について
挿し芽をとにかく成功させたいという方は、遅くとも6月末までにやりましょう。7月になるとだんだん暑くなるので挿し芽には適していません。
6月ならまだ日陰は涼しいし、梅雨の時期なので、空気も乾燥していません。なので気づいたら土が乾いていたので枯れてしまったというのを避けられます。
さし芽について
本当はもっと細かい事をすれば発根率も高くなります。いい苗に育つと思います。でも気軽にやりたいのでこんな感じでやっています。
よくさし芽をつくったら1~2時間水につけて吸水させてから、とありますが、あれもあんまりやりません。(というかほとんどやりません)なぜかというとついつい忘れてしまうんですよね、吸水したまま次の日になって気がつくという、、、。
スーパーで買った菊をさし芽する
菊の苗がないとか売ってないとかの場合ですが、スーパーに売ってませんか?切り花の菊が。それを買ってきてさし芽しましょう。
数百円だせば切り花が手に入ります。仏花でもいいです。
それを買ってきてさし芽すると結構何とかなります。
この花きれいだからうちで咲かせたい!と思ったらぜひやってみてください。ただしその場合は個人が楽しむ範囲でお願いしますね。
ちなみにスーパーで買ったバラをさし芽してみたら発根して花が咲きましたよ~。
秋には菊!をぜひ楽しみましょう!