英語力のない私ですが、先日国際電話をかけました。
理由は息子が海外(フィジー)に行ったから
2週間という短い期間ですが、長男がフィジーに行ったからです。ただ単に、フィジーにいる息子に連絡をとりたかったからなんです。
連絡がつかない
現地に着いたら連絡しなさい。と息子には言ってたのですが、親の言うことを素直にはいはいと聞くようないい子ちゃんではありません。ましてやメールの返事は期待できないし。まあ、それはわかっていました。なのでこちらから国際電話をしようと思っていました。ガイドブックには
『電話の呼び出し口まで話したい人をオペレーターが呼び出してくれる』ことができます。
と書いてあるので楽勝じゃん、と思っていました。
国際電話
フィジーは日本より4時間すすんでいるから、あちらのご家庭にも迷惑がかからず、かつ息子もいてるであろう時間を狙って電話しました。
なお、日本が午後1時なら、フィジーは夕方5時です。ただしサマータイムは3時間だけしかずれません。ここで言うサマータイムはフィジーのサマータイムで、フィジーは南半球なので日本ではサマー、ではなくだいたい11月から1月あたりのことです。ややこしいです~。
で、長男をお願いしますって言ったら、オペレーターの人が、本人呼び出しは電話代が高くなります、って言うんです。いくらになるのかは聞きませんでしたが、もともと高い国際電話なのでさらに高くなるのは嫌だと思い
「じゃあ、直接かけます。」
なんてあっさり言ってしまいました。オペレーターさんの声がフツーはみんな直接電話するのよ、って私には聞こえたのも理由の一つですが、ようするに何も考えてなかったんです。
そして我に返りました。てことは直接ホストファミリーさんともしもし、くらいは話さないといけないよね、私は息子と話したいって言わないといけないよね、、、。
ここから急にあせりました。
もちろん、息子がお世話になっていますくらいは言おうと思っていました。でもなんか軽く考えていたんですね。私のバカ、、、。だいたい息子がお世話に、なんて英語でなんて言ったらいいのか、今やっと自分が浅はかだったことに気が付きました。ここへきてやっと国際電話ってそういうことなんだって現実的に考えることができたんです。
え~っ!直接現地の人と話すの~?無理です。私しゃべれません。なのに直接かけます、なんて言ってしまいました。もうこうなったら、あたってくだけます。でも今から話すことを考える時間はありません。あんまり遅くだと向こうのご家族にも迷惑です。(変な英語で電話をかけるのもかなり迷惑ですが。)でも明日に延ばしたところで上手く話せるわけはない、、、。とりあえず早く息子と連絡をとれるようにしておかないと、、、。
かけてみた
かけたらなんと、家だと思っていたところはホストファミリーさんの勤務先でした。きっとセキュリティーによく注意をしておられるご家庭なのでしょう。簡単に家の電話は外に出さないようにしておられるのでしょう。そう思って少し安心しました。そして勤務先ではホストマザーさんはいないよ~みたいなことを言われました。なので携帯の電話も控えていたため、こんどはそちらにかけてみました。
数回の呼び出し音の後、ホストマザーさんが出られました。
フィジーは公用語としては英語ですが、普段の会話はフィジー語が使われています。最初に言われたフィジーの言葉はさっぱりわからなかったです。多分もしもし、みたいな事をいわれたのでしょうね。
私は必死でそちらにいる日本から来た息子の母だということを伝えました。すると
「お母さんですね、彼はいま学校にいるわ。あと一時間で帰ってくるから一時間後にかけてくれる?」
と言うようなことを言われました。
私はわかりましたと言って電話を切りました。(うそです。ひたすらオーケーオーケーサンキューで乗り切りました。)いや、乗り切れてないし、、、。
ホストマザーさんの印象
印象も何も、全部で1、2分しかしゃべってないのですが、いい人でしたよ~。わたしのボロボロ英語も一生懸命理解しようとしてくれて、優しい声でわかるように何回も話してもらえてわかりやすかったです。
たとえて言うなら、アイドルに話しかけてもらった時ってこんな感じなんでしょうか?二言三言話すだけでうれしいよ~って思いました。
私は最初のこの電話で、こんないい人のところでホームステイさせてもらえるなんて長男は幸せモンだなと思いました。いや、絶対ホストマザーさんはいい人だと思います。
電話2回目
そして、2回目の電話です。1時間後に、と言われたのでその1時間で必死に失礼のないように(と言っても失礼ありまくりだったと思います)言うことを考えました。フィジー語のコンニチハである、Bulaや、ありがとうの意味のVinakaとかも調べまくりました。もっと早くしておけ私のばか!
そしてホストマザーさんは優しかったです。私がおそるおそる
「Bula!」
と言ったら
「Bula!」
って返してくれました。あとのフィジー語はわかんなかったですごめんなさい、、、。
それで息子に代わってもらい、息子は現地で一応ちゃんとやっている(本人曰く)とのことを確認してから、最後にやはり、ホストマザーさんに挨拶しておかねば、と思って息子から代わってもらいました。
そして息子がお世話になっていることの感謝の気持ちと、フィジーは海がきれいで私も大好きな国です云々を伝えました。するとホストマザーさんが
「あなたも是非フィジーに来てね!」
後はいろいろなんとかかんとか、、、。
と言ってくれました。ああもうなんて優しいホストマザーさん!そしてその返事がこれまたできない私の英語力のなさを痛感しましたが。ありがとうと言うだけで精一杯でした。いや、でもありがとうという感謝しかないですよね。うちの息子をご自宅に長いこと泊めてくれるんだから。
フィジーについて思ったこと
私の知っている範囲でフィジーと言うと、海のキレイな(映画”青い珊瑚礁”のロケ地)、ラグビーの強い、フレンドリーな国(リオデジャネイロオリンピックで優勝してます)です。少なっ!
でも今回の事でフィジーの人も大好きになりました(私は行ってないけど)。電話だけで顔も見てないホストマザーさん、そのご家族さん、ありがとうございます。もうしばらく愚息がお世話になりますが、よろしくお願いします。
電話一本だけでもホストマザーさんは親切、かつ私に安心感も与えてくれました。ドキドキのあたふたでしたが、直接かけてみてよかったです。息子が帰ってきたら土産話が楽しみです。そしてぜひフィジーにも行ってみたいです。
しかし、電話にでたらいきなりインチキな英語で話されたからびっくりだったでしょうね。ホストマザーさんも
「私が言った事わかってもらえたかしら?この人の英語力大丈夫かしら?」
と不安に思われたでしょうね。親子共々ご迷惑をおかけしております、、、。