先日障子を張替たら襖の汚いのがやはり目につきました。そんなわけで、襖の張替えもやってしまいました。
ただ、調べてみるといろいろやり方があるようです。一番本格的なのは、木の枠を外して張るやり方のようですが、私は自信がないので手っ取り早いアイロンで襖紙を張るやり方にしました。簡単にやり方、そして失敗例も書いてみます。
現状
見慣れているとはいえ、写真に撮ったらすごいですね。ボロボロです。こんな襖で過ごしていたんですね。人が来たら嫌でも目に入るでしょう。結構破れの程度としては大きいです。
そして早速失敗です。見慣れてしまっていたのでこのくらい大丈夫だろうと思いこの上から襖紙を張ってしまいました。破れが大きい場合は下張り用の紙で補修しないといけないのです。でないと仕上がりに差がついてしまいます。
襖の張り方 アイロン編
① 襖の枠にマスキングテープを貼ります。これは襖紙をアイロンで張った時に枠にくっつくのを防ぐためです。
② 引き手を外します。
写真の道具は枠はがしです。ふすま張替えセットを買った中に入っていたものです。専用の物があると作業がはかどりますね。これで少し浮かせて、そして少し戻すとこの丸い枠をとめている釘の頭が出るので引き抜きます。私は100均のラジオペンチを使って釘を抜きました。
私が買った張替セットはこちらです。バラで買うよりセットを買った方が足りないとかいらなかったとかがなくてよいと思います。このまま片付けて保管するのにもコンパクトにまとまるのでよかったです。
その丸い引手を外すとこんな感じです。
釘は無くさないように引き手の中に入れておきましょう。
③ 襖紙を上に置いて、枠の大きさと同じになるように周囲を切ります。模様のある紙の場合は上下、縦横の模様がとおるようにしてください。私は無地を選んだので気にしないでいいのでラクでした。というか、絶対まっすぐ張れないと思ったので無地にしておきました。無地ならちょっとくらい斜めになっていてもわかりません(多分)。
ここでは破れたところにそのまま紙を置いて貼り付けていますが、ちゃんと補修してください。しつこいですが、失敗したところです。
枠に合わせて切る時はだいたいでいいです。また後できっちり切るので。
④ アイロンで襖紙を押さえていきます。力を入れず、アイロンの重さでアイロンをかけるくらい、が目安です。端から端まで約10~15秒くらいで、真ん中から外に向かってかけます。
あんまり端をかけるとマステにくっついたりして後で困ります。端にアイロンをかけるのは紙をきっちりとした大きさに切ってからの方がいいでしょう。
⑤ 引き手を付けます。引き手のあった部分に切り込みをカッターナイフで入れて釘を打ちます。位置は襖紙の上から触ると、少しへこんでいる部分なのですぐわかります。
⑥ 出来上がり
右がまだ張り替えていないもの、左が張り替えたものです。言わなくてもわかるくらい色が違います。
失敗部分
穴を補修しなかったところです。そのまま張ったらやはりそこだけ浮いた感じになりました。紙が白いので、少しの凸凹でも陰影になって目立ちます。まあ、先日家に来た親戚はこれを見て張り替えたのをほめてくれましたが、しわになっているとは言いませんでした。多分気が付いていると思うのですが、、、。見て見ぬふりをしてくれたやさしい親戚に感謝しないとね~。
失敗もありますが、白い、というだけで気持ちいいです。ぜひ襖の張替えをどうしようか迷っている方はチャレンジしてみてください!
後日
実は和室の真ん中部分の4枚は、法事をする時にはずすので当日はまだ全部張り替えていませんでした。毎日すこしずつやって約2か月後、やっと全部終わりました。襖が多いからではなく、さぼっていたからこんなにかかりました。もうしばらく襖は張替えたくありません、、、。
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