うちのミシンは私が結婚するときの嫁入り道具の一つとして持ってきたものです。かなり長いこと相棒としてやってくれています。母が単純なつくりのほうが故障しなくていいといって選んでくれた物です。だから特にいろんな装備があるというわけではありませんが、母の言葉どおり今まで故障もなく元気に動いてくれています。
ジグザグ縫い
通信講座で課題のストレートパンツを作っていますが、やっと、やっと、ミシンで縫えることになりました。ただテキストを見ると布の端の始末を先にすることになっているので、まだ立体的にはなっていませんが、、、。でもいいんです。久しぶりのミシンの音は気持ちいいですね。ただ私はロックミシンを持っていませんので、家庭用のミシンのジグザグ機能を使うことになります。
買うことも考えましたが、やはり数万円します。私には高い買い物です。講座ではジグザグでもいいので、今のミシンに頑張ってもらいます。
ただこのジグザグ、なかなか上手く縫えないのです。布地によってはナイスな仕上がりになるのですが、今回のようなウールでは波打つようになってしまいます。
木綿とかのしっかりした布ならいいのですが、ウールの柔らかいものとか、薄地だともう波、波、波です。こういう時は布地にもよりますが、端を折り伏せ縫いしたりするんでしょうけれど、ズボラな私は、ま、いいか、誰もこんなとこ見ないし、表がキレイならいいよね、でごまかしてきました。だって、ジグザグが一番手っ取り早い端の始末なもんで、、、。
しかし今回は提出して、先生方に見ていただくのです。私の粗末な作品を隅から隅まで見てくれるのです。多分ジグザグした布端は波打っていても、優しい先生方は
「あら、仕方ないわね、ロックミシン持ってないから。」
って思ってくれるかもしれません。でもこれ以外に私の作品はきっと変なところがたくさんあるでしょう。いや、絶対あります。そうなるとせめて自分で先に気が付いたところは直しておきたい、と思います。でも家庭用ミシンでいつも端が波打つのはもう避けられないよねえ、、、。とか思って半ばあきらめていました。
初めて気が付いた押さえの事
そんな時、あ、そうだ、ずっと使っていなかった押さえを久しぶりに試してみようと思いました。以前使って上手くいかなかったものです。これでだめなら波打つ布端で提出だ!と開き直るつもりでした。確かジグザグのアタッチメントがあったよね、、、あれももう一度試してみよう、、、。
すると、なぜか上手くいきました。なぜでしょうか?前は目盛りを変えていなかったのかな?というか、こんなに色々あったのね、、、。多分一回やってだめだから、や~めた、になっていたような気がします。なんて根気のない私だったんだろう、、、。
今回試した押さえがこの左端です。右がいつものです。
わかりにくいですが、押さえに小さくGと表示されています。
たとえば下の画像の13番のジグザグした縫い目を縫うときは、縫い目表示のところに書かれているように、この゛G″の押さえを使うんです。って、わかったように書いてますが、これ今初めてするんです。いままでどこ見てミシンを扱っていたんだろう、、、。ちなみに左の押さえにはJと表示されています。気が付かなかった、、、。縫い目によって、押さえを変えるんですね、、、。
そして縫ってみたのが下の画像です。一番左端のものです。ちゃんと端ぎりぎりを縫っても、布端が丸くなったりしません。
左端から2番目はいつもの押さえで縫ってみたものです。縫えないことはないですが、端をうまく縫えず、縫い目がイマイチです。もっと端に寄せて縫えばいいかもしれませんが、縫い目自体がきれいではないのでやめておきました。はみ出た部分を後で切りそろえる手もありますが、糸まで切りそうでこわいです。
右から2番目は普通のジグザグ縫いです。端が丸くなるのがこわいのでこちらは端ギリギリを縫えませんでした。
一番右端が、端を狙って縫ってみたものです。あんまり丸くはなっていませんが、なんだか布端が美しくないです。端キレがちょろちょろしています。
今回比べてみてこんなに出来上がりが違うものかと少々びっくりしています。きちんとやれば今までの私の作った物ってもっときれいに仕上がったんじゃないか?と思ったりもします。使いこなせていなかったんですね、、、。
よくやる失敗
ちなみに私がミシンでよくやる失敗がこれです。ボビンの向きを間違えて入れて糸切れをしてしまうんです。なんでこんなに切れるんだろうと思って、あーでもないこーでもないと頑張ってみたりしますが、ボビンの入れ方を間違えていたんですよね。何も考えずに入れるとよく逆向きにしてしまうんです。気を付けよう、、、。これもミシンに、こっち向けに入れるんだよ~って書いてあるのにね~。