やってみてわかった通信講座と洋裁教室の違い

私のやっている通信講座は、文化服装学院のものです。

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ここらで少し、この通信講座について思ったことを書いてみたいと思います。

マイペースでできる

通信講座はマイペースでできます。周りを気にすることなく、できます。以前行っていた洋裁教室では、私が一番新入りだったこともありますが、周りは上級者の人ばかりで、コートやワンピース、スーツなんかをバリバリ作られていました。その中で私一人ボタン付け~とかやっていました。まあこれは、その教室のやり方にもよります。私が通った所は同じ時間にいろんなレベルの人が混ざってやるというところだったのでこうなりました。初心者だけ固まってするタイプの教室もあるようですね。

初心者がいきなり難しいのはできないのは当たり前なんですが、少しさみしかったです。今思えばそんな事気にするものではなかったのですけどね。

受講費が安い

これはもう、安いの一言です。今やっているものは、期間が1年なのですが、無料でもう1年延長できます。延長したとして、2年間49000円(2017年4月現在)でできるのはなかなか魅力です。テキストも充実しています。ただし布とか材料のお金はかかります。これは通常教室に通ってもかかります。でも周囲の目を気にしなくていいから、安い布地とかで節約することはできます。もちろん教室でも布地の値段までは指定されませんが、どうしてもお隣さんの物が気になったりして少しランクアップした布地を買ってしまったり、、、。

ただ、途中でやめた~ってなると教室より高くつきます。受講費を前納しているのでこれはもったいないです。もったいないからを理由にして続けるのもありかも?

ただし、教室は延々と通えるところが大半だと思うので、期間の決まった通信講座と比べるのは無理がありますね。

都合のいい時間にできる

なんか通信講座の売り文句そのままみたいですが、そのとおりです。毎週何曜日は、洋裁だから早く帰らないと、とかいうのがないです。空いている時間にやればいいだけです。それにほんの少しだけ、とかでもできるので、やる気のある時は隙間時間にできます。やる気のある時ですけどね、、、。

ただこれは、利点でもあり、欠点でもあります。私は空き時間があるとついついサボってしまいます。なので毎日この時間は通信講座をやる、と決めてやってるのもいいかも、です。

他の人を参考にできない

教室では他の人がいる分、周りの人の、良いところ、悪いところも見せてもらえるのでためになります。特に失礼なんですが、悪いところ、つまり失敗されているのはとても参考になりました。先に失敗してくれるので自分はそれを回避できます。それらを数多く見せてもらえるので経験豊富になります。もちろん私も初心者ならではの失敗をして、笑いを取り、場を和ませていました、、、?

失敗以外に参考にしていたのが、布やデザインの選び方です。どうしても自分一人だと、考えが偏ってしまうのですが、周りの人の作品を見て、こんな風に布を選ぶのも新鮮だなとか、こんな縫い方もあるんだなとか、視野が広がりました。自分が思いつかないような事もいろいろ見せてもらいました。

また、教室ではほかの方のがんばっている姿に刺激を受けられます。忙しい人でも通っていると私もがんばろうと思いました。

わからないことは自分で解決しないといけない

通信講座は課題をやっていて疑問点がでてきたら、自分で調べないとだめです。通信講座でも先生に聞けますが、いちいちこれこれこうです、だからここがわかりませんと書いて送らないといけないのです。しかも全期間を通して質問回数は

『 各課題につき1回とし、最大8回まで 』

 

となっています。いや、もっとあるでしょ、わからないこと、、、。小さいことから大きいことまで、、、。それらはほとんど自分で調べて解決するんです。これはデメリットではなくメリットでもあります。やはり自分で調べたことは身に付きやすいし、忘れにくいです。ただ時間がかかります。今はインターネットのお陰でずいぶんと調べものが早くなりましたが、それでもかかります。でもかかった分だけ自分の理解が深まります。

ただ調べていると妙に詳しくなって、知識はつくんです。ただ知識ばっかりで、肝心の洋裁の腕前はあがりません。ある程度の数をこなすのは必要でしょう。

自分の物しか使えない

教室では他人の物を勝手に使える、という意味ではありません。教室にあるいろんな備品を使わせてもらえるということです。

たとえば私の場合ロックミシンです。持っていないけど、買いたいけど高価なので無理です。教室では自由に使えました。ちょっと腕前が上がった感じの仕上がりになってうれしかったです。

他にも家になかったものが教室にはたくさんありました。まんじゅうなんかはダーツのとんがりを消すのに使いましたが、アイロンを当てたら滑らかなカーブができて感動ものでした。数千円のものなので手に入れやすいのですが、試しに使ってみるという意味でもよかったです。

また、教室はやはり広いです。うちの家が狭い?のは置いといて、洋裁に使うスペースがゆったりしているのはやりやすいです。私が行ったところは作業台が6つありました。家ではミシンを置くのにも場所に苦労します。なんといっても私がほしいのは、裁断をする机でしょうか。立ってあの広さの机といえば、うちではダイニングテーブルくらいでしょうか。それもそんなに広くありませんし、ずっと布地や製図用紙を広げて置くわけにいきません。なので場所も使わせてもらっていると考えれば毎月の月謝代も高くないはずです。

テキストが詳しい

教えてもらう方が詳しくわかると思いますが、自分でするなら市販の洋裁本よりも通信講座の方が詳しく載っています。他にも原型の書き方や、補正の仕方なども書かれているので、テキストだけでも値打ちがあると思います。上級者の方や、もうすでに知っている事ばかりだという方には無駄な部分があると思いますが、わたしにはこれ全部活用できそうです。

的確な答えやミスしているところがすぐわからない

書いていてなんか漠然としているなとは思う見出しですが、、、、。これは例えていうならこんな感じです。

木綿でスカートを縫う。

次はニットで縫う。

そんな時には糸をニット用に変えますよね。わかっている人は。でも全くの初心者さんが、木綿用の糸で縫っていたら、教室なら先生が指摘してくれます。でも家では気が付かずそのまま縫ってしまったりして、、、。

または

黒いスカートに黒い金具を付ける。初心者さんは金具は黒いものだと思って、次に白いスカートを縫った時にも、前に黒のスカートを作った時に買い置きしていた黒の金具を付けてしまう。(ここらへんで変だなと気が付きそうですが、、、。たとえが極端ですみません。)

教室なら先生が指摘してくれるんじゃないかなと思いますが、家で一人でしていたら気がつきません。それにどちらの例もまちがっていても着ることができます。そのあたりが怖かったりしますよね。なんか変だけどどこが変だかわからないまま~みたいな感じでしょうか?

まとめ

人にもよりますが、どっちがいいとは言えないかもしれません。当たり前のようですが、選ぶなら目的別だと思います。そして、どちらか、と言うように決めつけられるものでもないと思います。解答になっていないかとは思いますので、どちらにしようか迷っておられる方には余計に惑わせてしまったかも?

子育てとか、仕事が忙しいなどの理由で、通う時間がない方はとりあえず通信講座で、もう少し時間ができたら、とかもっといろいろ作れるようになりたいと思われたら教室に通うといいかもしれません。ただ逆に時間がないけどという方にも教室はおススメです。なぜなら短時間でいろいろ先生に教えてもらえるから、通信よりも疑問点は早く解決します。それに忙しい方はなおさら強制的に時間を確保するほうがよかったりもします。

趣味や自己啓発的なものは後回しになったりしますから。

私としてはやはり習いに行く方がいいんじゃないかと思いますが、迷われている方はどっちでもいいのでやってみては?私も亀の歩みですが、なんとか新原型を書くことができました。たぶん受講していなかったら新原型を書くなんてやらなかったと思います。ナマケモノだな~。

生活にもメリハリができます。洋裁をやりたいけれど、、、という方はやってみてはいかがでしょうか。