洋裁の製図を延々とやっています

文化服装学院の洋裁の通信講座をやっているのですが、全然進みません。詳しく言うなら製図が進みません。

そもそも洋裁の通信講座なのに

頭ではわかっているんです。洋裁には製図がつきものだっていうことが。でもこんなに長々と製図をやっているなんて、思わなかったです。早く針と糸が持ちたいです。

いや、洋裁に限った事ではないですよね。何かをやる時は基礎は大事だとか言って、関係のない事(いや、実際は関係あって、とても重要なのですが)を延々とやらされます。

おっと、やらされる、っていう言い方もあまり使いたくないのですが今の私にとってはそういう感じなのです。

野球だったらまずランニングから、いや、そうじゃなくて私は野球がやりたいから試合をやらせてくれ~とか言ってもやらせてもらえません。ようやくやっとキャッチボールくらいやらせてもらえるでしょうか。そんな感じですかね。初心者って、、、。

なかなか終わらないと思っていやいややっているから余計終わりません。しかもなんでこう間違えるかな~ってところで間違えます。やってみてわかりましたが、一本線を引くのがこんなに難しいとは思いませんでした。なんか力入りすぎて物差しから滑ってしまうのよね~。

そして今回の課題に選んだのが、台襟付きのシャツです。私こんなにパーツの多いの作るの初めてです。そんな私がこれ作っていいんだろうか?無謀とも言えるんじゃないかと思っています。いや、これからの課題もできるんだろうか、、、。

なんとなくわかってきた製図のこと

でもなんとなくですが、製図の重要性というのか、ありがたみが分かってきたような気がしています。まあ、私の事ですから、やったところであっという間に忘れてしまうのがオチですが、、、。

例えば、型紙から作った服がどうもしっくりこない時。どこをどう直せばよいのかわからなかったのですが、そんなことがなんとなくわかりかけてきました。(私の基準です。もっとちゃんとやっている人は、しっかりわかって、できるようになっているんだと思います。)

作ったパンツのウエストが太すぎる!ウエストを細くすればいいんだ!ってことで型紙の両脇のウエストラインだけ中に入れて、変なラインのパンツになってしまう、とかいうのが避けられます。

パンツのラインをストレートにしたい、ここのあたりを細くしたいというときにも対応できます。(多分)(^^;)

シャツの襟をもう少し小さくしたい、全体小さくしたらだめだからって思ってたけどやっぱり変な形の襟になっちゃった、というのも避けられます。

わたしはまだ全然そこまでできません。わかったのはいままでこうしたらできると思っていたことが、まちがいだったということ。よく言いますよね。やらないとわからないって。やっとそこまでたどりついたようです。

そして間違いをどうすればいいか、頭の中では理解は少しだけですが、できるようになりました。(自分基準です。本当にまだまだです。そしてわかるとできるはちがうし、、、。)

製図ってきっちりしているけど結構ゆるい

さて、そんな製図ですが、2ミリとか3ミリとか、細かかったりしてイライラするときもあります。どうせ縫う時またずれるからここで1ミリずれてもいいじゃないかとか思いますが、製図もずれる、縫う時もずれるとなれば倍の大きさでずれてきます。ここは自分でできる限りきっちり製図しましょう。

そんなことは言っても~とか思っていたら、なんと製図して仮縫いして補正というのがありました。やはり製図がばっちりでも、体に合わなければなんにもなりません。補正してそれをまた製図、パターンに反映させるのです。なんだ、あの1ミリよりも補正の方が勝つんだとか思いましが、これを知って私は結構楽になりました。なので失敗を恐れずどんどん製図しましょう。けっこう洋裁って間口が広いのでは?

考えてみると、数字が同じでも形が違うっていろいろありますよね。丸い円の周りの長さ、といっても、その丸が、まん丸なのか、少しつぶれた楕円形なのか、まん丸と思っていても目の錯覚で実はかなり楕円形とか。補正は重要です。

そしてさらに、補正もしてぴったりだ~!と思っても出来上がるとなんだか着心地悪いとか、布地の落ち感がイマイチだったとか、、、。布との相性とか、自分の動作とかで変わってきたり、、、。机上で考えてたものだけじゃだめなんだというのがたくさんあって、奥が深いなと思う今日この頃です。

これも人間、生き物だから一筋縄ではいかないからかとか、変な所へ考えがぶっとんだりして、、、。大丈でしょうか私?

で、最初に戻りますが、どんどん失敗してなかなか進みません。ここを乗り越えれば針と糸が持てる!と思ってがんばっています。